2020年1月、競艇で初の八百長が発覚。事件の概要を詳しくご紹介します。

競艇で初の八百長発覚!

敷き詰められた一万円の上の手錠

競艇は人が操作するボート競技になることから八百長疑惑がつきものでしたが、1951年に初開催されて以降、八百長が発覚する事例は70年近くありませんでした。

 

しかし、2020年1月に競艇で初の八百長が発覚し、元トップレーサーの西川昌希氏が逮捕されて業界に衝撃が走りました。

 

八百長事件の概要

はじめに、八百長行為をして逮捕された西川昌希容疑者の経歴をご覧ください。

 

氏名 西川昌希
生年月日 1990年2月26日(発覚当時29歳)
登録期 104期
出身・元所属支部 三重県
最高級別 A1級
通算優勝回数 12回
SG出走回数 1回

 

元A1級でSG出走経験のある選手が事件を起こしたことに驚いた方も多いでしょう。

 

西川昌希容疑者(元選手)は、2009年にデビューし、2015年ボートレースクラシックでSG初出走。
さらに同年12月の平和島周年記念(G1)にて2位に入る実績を残しました。

 

当時は20代で将来性を期待できる若手レーサーとして注目されていましたが、2019年7月に八百長疑惑を持たれるレースを起こします。

 

そして2019年9月に突然引退を発表。引退届には体調不良を理由にしていたと言われています。

 

その後2020年1月8日に2019年7月のレースで行った八百長疑惑で逮捕。2020年3月に名古屋地裁で行われた初公判では、起訴内容を認めて20以上のレースで八百長行為をしていたことが明らかになりました。

 

八百長の仕組みは、本来はレース期間中はスマホ・携帯が持込禁止の中で、持ち物検査をくぐり抜けてスマホを選手寮へ持ち込んで、親族に対して意図的に順位を下げるレースを伝えていたようです。
西川容疑者と一緒に逮捕された親族の増川遵容疑者(53)は、西川選手が意図的に2位以下になると知らされたレースを次々と的中させています。

 

また、増川被告は2016~2018年までの3年間で、的中した舟券の払戻金を含む約1億1,300万円の所得を申告せず、所得税約3500万円を脱税した疑いで追加起訴される見込みです。

 

西川容疑者が八百長を行ったレースは全て1コース。そして意図的に2位以下になる旨を親族へ伝え、親族が八百長レースで得た舟券利益の50%相当になる3,725万円を受け取ったとされています。

 

八百長は氷山の一角なのか?

スマートフォンを使って悪巧み

バレただけでも大問題に発展するスマホの持ち込み。
さらには1コースに入ったレースで意図的に負ける初歩的な手法を使ったことが、八百長の発覚した要因でしょう。

 

競艇で他に八百長があるかは断言できませんが、少なくても同様の手法で八百長行為をすれば高い確率で発覚します。

 

親族とグルになっていたことを考えると、他の選手を巻き込んだ組織的な犯行ではない可能性が高いです。

 

なお、西川元選手の事例で見ても、通算成績は1号艇の1着率52.1%、1コースの1着率54.4%を確保していました。

 

おそらく、何らかの理由で携帯持込がバレたか、強引に不自然な負けを演出したことで目を付けられたのでしょう。

 

発覚した事例以外に八百長があるかは当事者しか知ることができず、これは競艇が始まって以来約70年の歴史の中で変わらないことです。

 

競艇の運営者と検察の特捜部が八百長調査を強化しているので、もし他に八百長行為が行われいたのなら、近い将来に新たな発覚事例が出てくるかもしれません。

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