競艇場がないのに盛んな沖縄
競艇は日本で行うことのできるギャンブルの中でも、とても人気の高い競技です。
競艇場は日本全国にあり、日本中どこでも競艇を楽しめる環境が整っています。
しかし、中には競艇場が存在しない都道府県もあります。
その内の一つが、今回取り上げる沖縄県です。
競艇場が無い県
日本の47都道府県の中で競艇場が無い地域は、今回取り上げる沖縄県と長野県です。
それぞれの特徴を順番にご紹介していきます。
「教育県」の長野県
長野県はご存知のように、本州の真ん中に位置する県で、中部地方や甲信越地方に含まれます。
長野県と言えば、県民の教育に熱心な「教育県」として知られています。
学力調査の結果でも常に上位を占めており、県民の教育に対する意識にも目を見張るものがあります。
そして、こうしたことから長野県はギャンブルに縁遠い地域としても知られています。
競艇場を含む公営競技場が1つも存在せず、尚且つ各種の場外投票権発売場についても1箇所も設置されていないのです。
さらに、長野県ではテレビで競馬中継を放送することもありません。
これほどの徹底ぶりですから、競艇場が無いのもある意味で当然と言えるかもしれません。
沖縄では競艇が人気?
次に、今回の本題である沖縄県についてですが、沖縄県にも長野県と同様に公営競技の会場が1箇所もありません。
また、場外舟券売場も全く設置されていません。
ですので、沖縄県には長野県と同様にギャンブルを行える施設が全くないということになりますが、実は沖縄県には日本で唯一カジノが設置されています。
沖縄には「TAIYO GOLF CLUB」という米軍施設があるのですが、ここにカジノが入っているのです。
しかも、この施設では米軍の関係者でなくても遊ぶことができます。
ただ、アメリカの法律に則って運営しているカジノであるため、日本円ではなく米ドルで決済を行う必要があります。
少し話がそれましたが、いずれにせよ沖縄県には今のところ競艇場を含めたあらゆる公営競技の会場が存在しません。
初心者向けアンテナショップ「ROKU沖縄」
沖縄県は競艇には縁遠い地域ではありますが、意外なことに競艇のアンテナショップが設置されています。
それが、初心者向けのアンテナショップ「ROKU沖縄」です。
アンテナショップとは、新しい客層を獲得するために設けられたPR用の施設のことです。
既に述べたように、沖縄県には競艇場も無ければ場外舟券売場も無いにもかかわらず、このような施設が設置されているのです。
おそらく、これを聞いて多くの方は何故?と疑問に思うはずです。
「舟券を買えない場所でPRしても無駄なのでは?」こう考えるのは当然のことです。
しかし、実際には沖縄県で舟券が買えないというわけではありません。
現在では、インターネットを通じて全国どこからでも舟券を購入することができるのです。
もちろん、競艇場や場外舟券売り場の無い長野県や沖縄県も例外ではありません。
しかも、舟券の購入は365日いつでも行えます。
そしてこうした背景があることから、沖縄県は直接競艇と触れられる地域ではないにもかかわらず、非常に競艇が盛んな場所として知られています。